アートと向き合う

 

アートに触れる時間がとても好きだ。

美術館へ足を運んだあとは、自分の世界がほんの少し広がったような感覚になる。その感覚を大切にしたくて、なるべく月に1度くらいはアートと向き合う機会を設けるように心がけている。

 

…といっても、私は専門家ではないし、作品のことを正しく理解できる訳でない。

「わからない」と疑問に思ったり「なんやこれ…。」と幼稚なツッコミを入れてしまうこともある。

 

アートというのは、本来、とても高尚なものだ。

 

 

小学校高学年くらいの頃、とある現代アート展へ母と行ったことがある。その中に青い絵の具を一面に塗っただけの作品があり、「この絵が何を意味してるのか分からない…。」と、作品を理解できないことに対するもどかしさを母にぶつけた。

すると、母は「どんなに難しくて分からない絵でも、その絵をみているときのあなたと絵の間に生まれる時間や空間そのものこそが確かな芸術なの。まっすぐに感じ続けることが大事なのよ。」と教えてくれた。

 

アート鑑賞をするとき、必ずしも完璧に分かろうとする必要はないのだ、というのは当時の私にとって青天の霹靂だった。

 

 

美術館がキライという人は、昔の私のように作品に対して何かしらの正解を導こうとしてしまっているのではないだろうか。美術館に苦手意識がある人には、ぜひ、作品をみたときに抱いた素直なフィーリングも芸術なのだと捉えて、肩の力を抜いてみてほしい 。

 

 

もうすぐ夏が終わるけれど、今年の秋は去年よりもアート鑑賞ができたらいいな、、と思う。

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