夢見がち女子大生の呟き

今日のブログは私が所属するサークルの先輩によるものである。

(執筆ありがとうございます!!)

 

大学三年生になって、私には恋人ができた。人生で初めての恋人である。私のことを万年非リア女子と思っていた各方面からは驚きやら安堵やら煽りやらいろんな声をいただいたが、有難いことに4ヶ月ほど続いている。

女子校育ちに男子校育ちで、お互いに初めての恋人同士。「手ってどうやってつなぐんだろう・・・」という疑問に始まり、本当にわからないことだらけ。毎回のデートが未知で、発見に溢れていて、すべてが正解になる。だからこそ楽しい。

もちろん、幸せな発見ばかりではない。普段あまり怒らず、映画で感動した時ぐらいしか泣かない私が、ちょっとしたことで怒って一人で涙を流したり。自分はサバサバした人間だと思っていたのに、本当に些細なことで拗ねてしまったり。向こうが大変な時は応援してあげないといけないのに、なぜか素直になれないことも多い。私がこんな一面を持っているなんて、意外に思う人もいるだろう。私自身、意外に思っている。あぁ、悲しいってこういうことなんだ、拗ねるってこういうことなんだ、と今まで自分の知らなかった複雑な感情が、だんだんと顔を出すようになった。「会いたいのに会いたくない」なんて自分でもよくわからない感情になることもある。この歳になって自分の新たな一面を知るなんて、滅多に無いことだ。

恋とは、相手を知るのと同時に、自分を知ることでもある。最近の私たちの関係は、発見ある楽しさというよりも、安定した心地よさを纏ってきた。それでも新たな発見はまだあり、その度にハッとさせられる。

この恋が、人生最後の恋になるかどうかはまだわからないけれど、この、心地よくて少しほろ苦い幸せが出来る限り長く続けば良いなぁと思う。