文通

今日のブログは私の友人によるものである。

(執筆ありがとう!!)

 

 

 

わたしには小学生の頃から好きな人がいました。彼もわたしのことが好きでした。

 

 

 

中学がバラバラになり、連絡手段がなくなることを恐れたわたしは、彼に手紙を書きました。

『中学に行ってもどうかわたしのことを忘れないで』

卒業式を終えたあと、緊張で震えながらポストに手紙を入れたのを、今でもよく覚えています。

 

 

 

彼はシャイだったので、返事は期待していませんでした。

しかし、1週間ほど経ったある日の夕方、わたし宛の手紙がポストに入れられていました。

彼からでした。

嬉しくて思わず手紙を抱きしめました。

 

 

 

そこから彼と私の文通が始まったのです。

私たちはお互いの中学のこと、友達のこと、まるで交換日記の様になんでも書きました。2人とも既にガラケーを持っていましたが、なぜかメールはせずに、ずっと文通を続けました。一つ一つの文字を彼がわたしのために書いたのだと思いながら読む手紙は、心がふわふわとして、幸せな気持ちになりました。

 


中学二年生のバレンタインデーに、わたしはチョコと手紙をいつも通り彼の家のポストに入れました。手紙には、『好きだよ』とか『チョコは私が頑張って作りました!』とか、しょうもないことをダラダラ書いて、彼もそんな風に返してくれるだろうと、ワクワクして待っていました。

 

 

 

ホワイトデーになって、彼から返ってきた手紙には、

 


『もう僕のことは忘れてほしい』

 


そう書いてありました。

 

 

 

 


悲しくて悲しくて、自分のなにがダメだったのか、わけもわからないまま、幸せだった文通生活は終わりました。

 


わたしはその場で今までもらった何十枚もの手紙をシュレッダーにかけました。大好きだった彼の文字やイラストが細く、バラバラに切られていくのをわたしは黙って見つめていました。

 


 

だから今でも手紙を書くときに彼とのあの不思議で楽しかった文通のことを思い出しては、心を痛めてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

みなさんには、手紙にまつわる思い出はありますか?

 

 

 

美しくも切ない思い出ですね…。

執筆者さんのような手紙にまつわるすてきなエピソードはないけど、友人が書いてくれた記事にコメントをつけてこのブログに載せる…というのは、少し文通と似た部分もある気がします

(。☌ᴗ☌。)

ブログを送ってもらうと、私はとても嬉しくて心が踊ってしまうのですが、執筆者さんもこんな気持ちだったのでしょうか…。