法事が終わり家に帰ると、わたし宛に「国民年金加入の案内」が届いていた。

 

この封筒が意味するのは、私があとひと月で二十歳の誕生日を迎えるということと、もう子供ではいられないということ。

 

 

人生は道に例えられることがよくある。

茨の道、分かれ道や起伏の多い道、細く緩やかな道。

いろいろあるが、私の場合、今までの道はアスファルトで舗装された歩きやすい道だった。つまづくこともあったけれど、ほとんどずっと平坦な一本道だったように思う。

 

しかし、この先は違う。

 

いま歩いている道がどこへ続いているのか分からず、不安になる。

私はちゃんとやっていけるのだろうか。

 

 

来年の今頃には就職活動が始まる。

女性向けの雑誌の編集に携わる仕事ができたら、なんて思うけれど、センスや文章力が問われるこの職業は非常に狭き門だ。

まだ現実をちゃんと分かっていない私はついつい身の程を考えずに「こんな仕事がやりたいなぁ♪」とか「あんな仕事はやりがいがあるだろうな!」と妄想してしまうが、最終的には普通のOLになっていくような気もする。

 

なんにせよ、生きていくためには働かなくてはいけない。

自分を選んでくれた場所で、課された仕事をこなし、そして税金を納めつづけなければ。

 

私は日常生活においても傘を置き忘れてしまったりなどの不注意によるミスが多いため、入社してから上司に怒られたり同期に呆れられたり、もしくはクビになったりしないだろうか、、と一抹の不安がよぎる。

でも怖がってばかりはきっとダメだ、

今は、理想の自分に近づいていけるように、明日も明後日も、一歩ずつ、この道を歩いていくしかない。

同じ道ならば、そう、笑顔で、歩いていくことにしよう。たのしくすすむぜ!!!!!

(๑>◡<๑)