オリンピック

2018年もあと残りわずかだ。

もうすぐ2019年が始まり、その次は2020年、オリンピックの年だ。

 

オリンピックは4年に1度の祭典。普段あまりスポーツ観戦をしない私もなんだかテンションがあがる。

 

しかし、私はオリンピックで少し心配していることがある。

オリンピックの時期は世界中からたくさんの人が日本にやってくる。その中にベジタリアンの方も多くいると思われる。日本にはベジタリアンに対応しているお店がとても少ないために苦労する外国人もいるのでは、と少し不安に思っている。

 

今年の夏、私はネパールの学生を日本に案内するという大学のプロジェクトに参加した。彼女たちの中にはベジタリアンの子もいた。

ベジタリアンと一口に言っても、植物性食品と魚と乳製品はOKのペスコベジタリアン、植物性食品と乳製品と卵はOKのラクトオブベジタリアン、植物性食品と乳製品ならOKのラクベジタリアン、植物性食品だけしか食べられないビーガン、と色々なタイプがいる。

ビーガンのネパール学生は日本でおいしく食べられるお店がなさすぎる、とぼやいていた。

確かにその通りだと思った。

ベジタリアン向けのお店を都内で探すのはけっこう大変だった。(ここならいけそう!と思っても、サラダに動物性脂肪を使ったドレッシングを使用していたり、蕎麦やうどんにもつなぎに卵、だしに鰹を使っていたりした…。)

彼女は仕方なくコンビニでサラダとフルーツを買って食事を済ませることもあった。

 

私たちの生活の基盤は食事だ。

日本に来てくれた人が食事に困ることなく過ごせたらいいな、と思う。

おもてなし国家と言われている日本だけど、食事の多様化に関してはまだ不十分な部分も多いような気がしなくもない。